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Farmにおまかせ

2023年の冬至は12月22日

冬至の日には、ゆずを浮かべた「ゆず湯」に入る風習があります。この柚子風呂は、銭湯ができた江戸時代から始まった習わしです。

「ゆず」は秋の季語ですが、「ゆず湯」は冬の季語になっています。
では、なぜ冬至にゆず湯に入るのでしょう? 冬至とはどんな日でいつなのか、 ゆず湯に入る理由や由来、作り方と入り方、効能や効果などを

お伝えします。

冬至にゆず湯に入る理由は? 意味・由来

●冬至は上昇運に転じる大事な日のため、ゆず湯で禊(みそぎ)をして身を清める、邪気を祓うという意味があります。古来、強い香りは邪気を祓うと考えられてきたため、旬を迎えて香りの強いゆずを入れた風呂に入って身を清め、邪気を祓います。

※ 黄泉の国から帰った伊弉諾が水で穢れを落とした事が由来とも言われています。

●ゆずは実るまでに長い年月がかかるため、長年の苦労が実りますようにとの願いも込められています。

●冬至=「湯治」・ゆず=「融通」がきくにかけて、冬至(湯治)にゆず湯に入って息災であれば融通がきいてうまくいくと考えました。これが洒落を好む江戸っ子に受け、冬至にゆず湯が広がったといわれています。

●ゆず湯には、血行を促進して体を芯から温める効果があるため、風邪の予防につながります。また、肌荒れにも効果があります。
 
こうしたことから、「冬至にゆず湯に入ると風邪をひかずに冬を越せる」といわれるようになりました。なお、風邪というのは、風が運んでくる邪気が体に入ることで引き起こされると考えられたため「風邪」と書きます。前述の通り、ゆず湯には邪気祓いの意味と、体にいい効能があります。

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柚子風呂の作り方・やり方

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丸ごとお風呂へ入れる

ゆずを丸ごと入れるのが最もシンプルな方法です。

ゆずの香りを高めるために、楊枝や櫛で数カ所穴をあける、皮を数カ所削ぐ、浅く切り込みを入れる、事前に熱湯で蒸らす、などの工夫をしてからお風呂に入れとよいでしょう。

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輪切りや半分に

カットしてから

お風呂へ入れる

ゆずを輪切り、または半分にカットしてから入れると、香りも成分も出やすくなります。ゆずは種が多いので、種をとってからお風呂に入れましょう。ただし、だんだんグシャグシャになってきて果肉や種がお湯に浮いてくるので、ご注意ください。

皮だけを袋に入れてお風呂へ入れる

果肉は入れず、皮だけを袋に入れる方法です。果肉がないぶん物足りなく感じますが、香りは十分楽しめます。ゆずの皮は厚いので、みかんのようには剥けません。包丁で剥く方法もありますが、まずは上部と下部をカットし、切り込みを入れてから手で剥くと、無駄なく簡単に皮が剥けます。

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ゆずの液を

しぼって入れる

ゆずのエキスだけを入れる方法です。

ゆず湯に入りながら「一陽来復」と唱えると、さらに運が上昇するといわれています。

柚子風呂Q&A

柚子風呂で肌がヒリヒリする原因は?

柚子風呂で肌がヒリヒリする原因は、リモネンという成分です。

リモネンは柚子の皮に含まれている成分で、皮膚に刺激を与えます。

柚子の皮に切れ込みが入るとリモネンがたくさん出てくるため、柚子風呂で肌がヒリヒリした経験のある方は、柚子を切ったりせず、丸ごとお風呂に入るのがおすすめです。

柚子風呂では柚子を何個使いますか?

一般的に、柚子風呂では柚子を

3~5個使います。

柚子をたくさん使えば使うほど、柚子の香りも効果も強くなります。

柚子が多いほど肌への刺激も強くなりますので、3~5個にとどめて様子をみてから、個数を増やしたり減らしたりするとよいでしょう。

いつ入ればいいの?

柚子には紫外線と反応する成分が含まれているので、柚子風呂に入った後に紫外線を浴びると、肌がダメージを受けてしまいます。

シミや炎症などの肌トラブルを起こす可能性があるので、朝は避けて夜に入ることをおすすめします。

​追い焚きしても大丈夫?

お風呂の追い炊き機能を使うと、配管内に柚子の成分や果肉が入り込んでしまう可能性があります。そうすると、細菌が増殖してしまう可能性が高まり、衛生的に良くありません。

追い炊きをしなくても多少配管内に柚子の成分が入り込むことがあるので、気になる人は自動湯はり機能を使うことをおすすめします。

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